寺院創立許可願ニ関スル件(臨済宗妙心寺派禅林寺)Ⅱ-㊳0146~0158

0146

寺院創立許可願ニ関スル件

指令案

慶尚北道大邱府東雲町三百九番地

関口半


0147

外四十三名

昭和四年八月六日附願禅林寺創立ノ件

許可ス

年  月  日

朝鮮総督


0148

理由

本件ハ慶尚北道大邱府所在臨済宗妙

心寺派ノ布教所ヲ基礎トシテ禅林寺ナ

ル寺院ヲ創立セムトスルモノニシテ同布教

所ハ大正三年七月ニ設立シ爾来都市

ノ発展ニ伴ヒ檀信徒ノ数モ遂年増加


0149

スルト共ニ諸般ノ設備モ改善セラレ今

ヤ寺院トシテノ面目ヲ保持スルニ十分ナ

ルヲ以テ之ヲ寺院ニ引直シ其ノ基礎

ヲ確立スル必要ヲ認メタルモノナリ仍テ

之ヲ寺院ノ創立ヲ許サルル標準ニ照

シ審査スルニ別紙調査要領ノ通何


0150

等不都合ノ廉ナク且ツ本堂及庫裏

ハ去ル大正十二年ニ改築ヲ施シ現在ノ如

ク既ニ建築完了シ寺院創立許可ノ

上ハ境内地ハ所有名義人タル布教所主

任石井禅庭ヨリ無償譲與シ建物ハ

所属本山ヨリ無償ニテ交付ヲ受クル


0151

モノニ付別ニ創立費ヲ要セズ維持費ハ

檀信徒ノ布施其ノ他ニ依リ年額壱千

円ハ確実ト認メ他ニ別段ノ支障ナキ

ヲ以テ前記指令案ノ通許可相成

可然哉仰高裁


0152

官報掲載案

寺院創立許可  慶尚北道大邱府

三笠町七十四番地ニ臨済宗東福寺派禅

林寺創立ノ件  月  日許可セリ


0153

寺院創立願ニ対スル調査要領

檀信徒トシテ連署の人員(三十人以上)

四十四人

審査上ノ意見  可

所属宗派管長ノ承認  アリ

審査上ノ意見  可

創立事由

大正三年七月布教所ヲ設ケテ布教

シツツアリシガ信徒漸次増加シ寺

院トシテ面目ヲ保持シ得ルニ至レ

ルヲ以テ寺院トシテノ基礎ヲ確

立シ度ニ由ル

審査上ノ意見  可

寺院称号

禅林寺

創立地名

慶尚北道大邱府三笠町七十四番地

本尊

観世音菩薩


0154

所属宗派ノ名称

臨済宗妙心寺派

建物ノ坪数(本堂庫裏兼用ノトキハ四十坪以上)

本堂坪数(二十五坪以上)

四十坪六合二勺五厘

審査上ノ意見  可

庫裏坪数(二十五坪以上)

四十二坪

審査上ノ意見  可

右建物所有名義

本山妙心寺

附属建物

九坪

審査上ノ意見  可

境内地坪数(三百坪以上)

六百三十二坪

審査上ノ意見  可

所有者名義(国有及民有ノ区別)

石井禅庭

審査上ノ意見

創立許可ト同時ニ寺院有ニ

無償ニテ移転スルコトヲ承

諾アリ

図面  アリ


0155

本堂庫裏ノ図面(平面図、正面図、縦断面図)  アリ

附属建物ノ図面(平面図)  アリ

境内地図面(平面図)  アリ

寺院周囲ノ状況(地勢、交通、家屋配置ノ状況等)

正南面ニシテ間三十間三笠町道

路ニ面シ東ハ田ニシテ西南北ハ官

舎及内地人住宅アリ

創立費及其ノ支弁方法

既ニ建設シタルニ付創立費ヲ

要セズ

維持方法(確実ナル収入五百円以上)

維持費年額千円也ハ過

去五ヶ年間檀信徒ノ喜捨ヲ

以テ支弁シ来レリ今後モ同

様ノ見込

檀信徒員数(二百戸以上)

弐百戸


0156

寺院創立願

今般寺院創立致度候間神社寺院規

則第二條ニ依リ左記事項ヲ具シ此段

及御願候也

昭和四年八月六日

右崇敬者

大邱府東雲町三〇九番地

関口半 印

明治弐年拾月七日生

大邱府南龍岡町五拾六番地ノ一

大橋松太郎 印

明治八年六月拾参日生

大邱府南龍岡町八番地ノ弐

向阪庄吉 印

明治参拾六年参月二十一日生

同府東門町弐拾番地

若林誠助 印

明治九年一月八日生

大邱府東門町十三番地ノ一

中西廉 印

明治二十二年十一月二十八日生

大邱府三笠町五拾九番地ノ二

古川貞男 印

明治五年十月二十三日生


0157

大邱府東門町九番地

高向■■

万延元年九月三日生

大邱府東雲町百一番地

野坂義一 印

明治拾六年三月十日生

大邱府東雲町一一九

松本繁正 印

慶応元年一月五日生

大邱府南旭町一六番地

山下橋三郎 印

明治五年二月■日生

大邱府南旭町拾番地ノ一

大村■吉 印

明治拾五年三月五日生

大邱府三笠町七十一番地

横田■■ 印

明治六年十一月二十一日生

大邱府三笠町二十六番地ノ一

元吉寅■ 印

明治二十二年六月二十日生

大邱府南町二番地

藤本清 印

明治元年九月七日生


0158

大邱府南旭町十六番地

湯川寅■ 印

明治十二年六月八日生

大邱府元町十九番地

松井種吉 印

明治七年三月六日生

大邱府三笠町弐拾七番地

堀川■ 印

明治拾九年七月拾日生

大邱府上町八拾番地

渡邊綱男 印

明治三十年四月二十二日生

大邱府東城町弐丁目百四拾四番地

清水称太郎 印

明治十四年五月十日生

大邱府東雲町弐九九番地

箕■■ 印

明治拾七年十二月一日生

大邱府元町壱丁目八十九番地

友■■ 印

明治二十八年九月十五日生

大邱府元町一丁目参拾七番地

加藤幸治 印

明治二十八年六月二十五日生


0159

大邱府東雲町一一一番地

武田情一 印

明治二十四年七月一日生

大邱府三笠町七十五番地

太田健八 印

明治拾参年一月一日生

大邱府田町十六番地

古原■■ 印

明治三十三年七月八日生

大邱府鳳山町三五番地ノ一

宮内■■ 印

明治二十一年■月十日生

大邱府三笠町七四

野上清一 印

明治十三年九月三日

大邱府東雲町一四五番地ノ二

静原恒 印

明治八年七月十二日生

大邱府東城町二丁目一七六

難波照治 印

明治二十一年七月十六日

大邱府東門町十三

大浦門二 印

明治二十七年三月十三日生


0160

大邱府幸町二十一番地

國城丞之龍 印

明治八年八月二十一日生

大邱府幸町九参番地

高須賀孫市 印

明治二十六年九月五日生

大邱府元町一丁目八番地

木下■■ 印

明治十二年四月二十八日生

大邱府上町七拾七番地

西尾■■ 印

明治弐拾弐年拾月■日生

大邱府三笠町七拾四番地

原田寿 印

明治十九年八月三十日生

大邱府三笠町七十一番地

■■■■ 印

明治十三年一月十日生

大邱府三笠町一〇三番地

高■用七 印

明治二十二年一月十四日生

大邱府八雲町弐拾六番地

嘉門言之丞 印

明治十二年七月二十一日


0161

大邱府大鳳町百七十九番地

藤村浅吉 印

明治十一年二月九日生

大邱府南龍岡町十四番地

千野太門 印

明治十七年三月十四日生

大邱府南龍岡町拾九番地

古 ■■ 印

明治二十五年十一月十八日生

大邱府本町二丁目五八

樋口■ 印

明治二十年九月十■日生

大邱府■上町一〇ノ一

坂本定■ 印

明治二十六年九月二十■日生

大邱府大鳳町一三二番地

■山荘司 印

明治二十年十一月十日生

朝鮮総督山梨半造殿


0162

一、創立事由

大正三年七月妙心寺派大邱布教所ノ名

称ヲ以テ布教所ヲ創設セシカ爾来崇敬

者漸次増加シ寺院トシテ面目ヲ保持シ

得ルニ至レルヲ以テ寺院トシテノ基礎ヲ確立

シ度キニ由ル

二、寺院ノ称号

禅林寺

三、創立地名

慶尚北道大邱府三笠町七十四番地

四、本尊並ニ所属宗派ノ名称

(イ)観世音菩薩 (ロ)臨済宗妙心寺派

五、建物並境内地ノ坪数図面及境内地

周囲ノ状況

(イ)建物坪数本堂四十坪六合二勺五厘

庫裡四十二坪 附属建物九坪

(ロ)境内地坪数  六百三弐坪

(ハ)図面別紙ノ通リ

(ニ)境内地周囲ノ状況

正南面ニシテ間口三十間三笠町道路ニ

面シ東ハ田ニシテ西南北ハ官舎及内

地人住宅アリ

六、創立費及其ノ支弁方法


0163

現在ノ敷地ハ布教所主任石井禅庭ヨリ無

償譲渡シ建物ハ本山ヨリ無償交

附サルルヲ以テ創立費ヲ要セス

七、維持ノ方法

維持費年額金壱千円也ハ過去五ヶ年

間檀信徒ノ喜捨ヲ以テ支弁シ来レリ

今後モ同様ノ見込

八、檀信徒ノ数

弐百戸


0164

承認書

妙心寺派大邱布教所

右本派寺院トシテ寺院創立ヲ承

認ス

昭和四年七月二十四日

臨済宗妙心寺派管長神月徹宗 印


0165

承諾書

臨済宗妙心寺派大邱布教所

敷地六百参拾弐坪

内訳

大邱府三笠町七十四番地ノ四

社寺地五百六拾七坪

大邱府三笠町七十五番地ノ壱

社寺地六拾五坪

右土地拙者名義ノ処禅林寺公称

認可後ハ同寺所属トシテ無償ヲ以テ

所有権ヲ移転スルコトヲ承諾ス

昭和四年八月六日

慶尚北道大邱府三笠町七十四番地

石井禅庭 印


0157~0158

図面