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記事題目

「京城龍谷女専創設に 府の日鮮議員總參加 近來の快事として迎へらる」

作者

雑誌名

『中外日報』

号数等

年月日

1932年8月18日

本文

朝鮮京城に私立として初めての女子専門學校を創設することを計畫した西本願寺開敎々務所では其の後龍谷高女の新移転地(女専設立地)を求めて居たが今回その候補地として奨忠壇か訓練院の一切(參千五百坪)無償貸與方を當局に申請することゝなつて先月二十五日正式に井上府尹に申請書を提出した、尤も松本京畿道知事の方は既に了解して居るので土地の直接監理者たる府尹にその請願をしたわけで府尹の認可を得れれば總督府も直ちに承認するものと見られて居る。右龍谷女學校及び新計畫の龍谷女専の土地獲得運動には頗る面白い局面を見せて居る、即ち京城府の府會議員は内地人參十名、朝鮮人十五名であるが之等全議員が龍谷女學校は日鮮女生徒共學として唯一のものでまたその成績は孰れの点から見ても非常に優れたものであるといふので前記土地無償貸與の請願運動へ參加したことは全く近來の快事であるとされ、去る十七日歸山した小林賛事も談つて居た。

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