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記事題目

「朝鮮佛敎大會に先立つて 曹洞宗布敎師大會」

作者

雑誌名

『中外日報』

号数等

年月日

1929年10月13日

本文

曹洞宗朝鮮布敎師大會は既報の如く鮮佛大會に先立つ去る八日より參日に亘り京城の両本山別院に於て開催、出席布敎師參十六名に台湾の水上監理を始め長山黄○、伊藤文鏡、池田仙乗、乙部呑海の諸氏が來賓としてこれに參加、初日は午前八時閉會最初両祖諷經を修して高階監理開敎を宣し大邱の多良尾道賢氏より大會開會に至るまでの經過を報告し次で上野管長代理、祥雲總務の訓示挨拶あり、正副座長の選擧に入つて座長に前記多良尾氏、副座長に光山覺音氏當選し議案の配付を受けて散會。
朝鮮敎区より 宗會議員を選出 引續いて九日も午前九時開會、劈頭大會の名を以て杉本總持貫首へ見舞電報を發する事を決議し次で左記議案事項の審議に入つたが、
一、朝鮮開敎費の增額竝に臨時費の復活に關する件
一、朝鮮敎区より一名の宗會議員選出權の獲得を期する件
一、「曹洞宗朝鮮布敎法」の研究に關する件
一、時代に順応せる布敎伝道の進展を期するため開敎基本財産を作成する件
一、鮮人布敎専任布敎師の養成竝に補欠布敎師及び各地補助員の養成に關する件
一、布敎法の統一を期する件
何がされ希望やら意見やらで議論百出し結局先委員伊東、光英、金峰、多良尾(恵)、川井、河村、東海林、松浦の八氏に付託して慎重審議を進める事として正午散會し午後は宗務當局と懇談を重ねた。

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