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植民地朝鮮の日本人宗教者
記事題目
「朝鮮僧侶の演説」
作者
雑誌名
『明敎新誌』
号数等
年月日
1895年6月8日
本文
去月參十一日午後二時より熊本市内高麗門前正立寺に於て佛敎演説會あり此程渡來したる朝鮮僧侶朴闌谷も亦登壇して一場の演説を爲し「朝鮮の佛敎は前朝の末に當りて僧侶驕横謾に虚誕を唱へて民人を誑惑し王憲を紊乱せられたるに今回佐野法励師朝鮮佛敎の衰頽を救はんため海陸萬里其苦勞を忘れて入韓し書を朝廷に呈して僧侶の入城を許るさるゝに至る是れ誠に千古忘れ難き大恩と云ふべし想ふに朝鮮佛敎の敗頽今日より甚だしきはなし故に豫等一行は専ら日本宗敎の現状を視察し寺檀の關係信仰の厚薄布敎の方法等を了知し韓國の後は日本風に改良せんことを望む」との旨を述べたりと
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