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フテ僧侶活用佛教改良ノ方案ヲ論セント欲スルナリ
日本人の外人尊奉 文学士辰巳小次郎述
日本人の外國人を尊奉するハ今日に限れる事に非ず古
にもありし事なり古の日本人啻外國人を尊奉したるの
みならず之に恩澤を加へたる事莫大にして今日の人の
能く及ぶ所に非ず古ハ外國人の歸化せる者皆田地を賜
れリ其才學ある者高位に叙せられ顯職に任ぜられり外國
人に土地を與ふる事外國人を行政財政官に任ずる事古
に有りて全く今日に無き事なり外国人に土地を與ふる事古
に於て常なるハ何人も能く知らる所なる可し又史上
に其明文無しとするも古にハ班田と云ひて人每に田地
を賜はるの制ありば外國人の歸化せる者亦田地を賜は
りしは明なり外國人は單に田地を賜はりしのみならず其田地に對
し盡す義務日本人に比すれば甚だ輕し何と云ふに大寶令に
由るに日本人にして外蕃に沒落する事一年以上にして歸
るを得ば租庸調の三役を免ぜらるゝ事三年、沒落二年以
上にして歸らば三役を免ぜらるゝ事四年、沒落三年以上
にして歸らば三役を免ぜらるゝ事五年なるに外國人の歸
化する時ハ三役を免ぜらるゝ事十年に及べり斯の如き恩
典ハ外國人を懷けもし尊とみもする意に出たる可し
古に於て外國人の任用せられしハ今日の如く顧問教授
に限れるに非す行政財政にも係はりしなり履仲天皇の時
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