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在スル万般ノ圏外物トニ順適恰好スル宗教、德教、教育、

 美術、政治、生產ノ制度ヲ撰擇シ、以テ日本人民ガ現在

 未來ノ嚮背ヲ裁斷スルニ在ル哉、吁嗟斯ノ千歳一遇ノ

 時機ニ際シ白眼以テ世上ヲ冷視スルガ如キハ、是レ豈

 日本男兒ノ本色ナランヤ

 と、吁嗟閲して此處に到れば世人ハ輙ち爾「日本人」ガ倨

 傲自から惴らず、漫に限りなきの希望を懷抱するを嘲笑

 するならん、世人果して嘲笑せん乎、蓋し爾ハ之を多謝す

 るなり、然れ共予輩ハ爾の爲めに世人ガ嘲笑するの轉た

 薄情冷淡なるを哀訴せずんばあらざるなり、何となれば

 爾が庸と振ひ精を勵まし滿腔の熱情を極盡し之を寫して

 言贈したるに、世人ハ縱令一顧の恩を詫びざるも、猶且好

 意を以て爾を待ち、言を盡して足らざる及ばざるを戒飾

 して可なる可し、安んぞ偏に爾を嘲笑するの理やあるべ

 き、蓋し爾は萬斗の嘲笑を世人より買ハんよりも、寧ろ一

 般の哀憐を博せんとする者なり、爾豈に漫に倨傲鮮典な

 らんや

 斯くの如く爾「日本人」ハ宗教、德教、教育、美術、政治の完

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