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する者に非ず、何となれば過激極端の言論と作業とハ動
もすれば日本の國礎を搖動して撩倒せしむるの恐れあれ
ばなり、之を要するに汝ハ革命者に非ずして改革者たら
さる可からず、顚覆者に非ずして修繕者たらざる可から
ず、何となれば革命者ハ自から破壞の分子を蘊蓄し、當代
の事物を舉げて悉く排擊斥壤するを本領となすが故に、
基礎中の最も孱弱なる部分を剏見し、此處より直ちに之
を顛覆せんとするの傾向あれ共、改革者ハ基礎の最も孱
弱なる部分を剏見して只管に修繕せんとする者なればな
り、然れ共若し夫れ立國の基祉たる柱礎たる最多數の國
民が幸福、權利、勢力ハ少數者の占領する處となり、國民
即ち基本柱礎ハ太だ鞏固確乎たらずして、而して這般の
上に限り無きの幸福、權利、勢力を保有する者を盛(も)らんと
せば、是れ國家の撩倒滅亡を速くの最大源因にして、即ち
數理學の大法に違戻し、重學の大則に背馳する者なるを
以て、爾「日本人」ハ力の及ぶ丈け、之を排擊斥攘
せざる可からず、業既に數理學の大法に違戻し、重學の大
則に背馳するを稔知し、而して黙々等閑に附し去らんと
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