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せば、爾が半生所得する學術の要ハ竟に何たるを知らざ
るなり、吁嗟爾が平素學ふ處ハ果して何の書ぞ、斯れ何の
秋ぞ、知得せよ天命に順適し、論理の大本に順適し、數理學
の大法に順適し、重學の大則に順適し、且日夕爾が額に汗
して勞役し、勞して而して食し、役して而して衣す、而て、
後、爾が良心の縱認する處に追隨し、以て滿腹の經綸を吐
き出さんとす、爾も亦日本の一男兒なり、爾復た何をか怯
れんや、行矣「日本人」よ、爾が行路難ハ即ち爾が氣力膽略
の試驗場なり、山羊四足、馬四足、天下復た爾を碍ふるの
アルプス山あらん哉
日本学問の方針 杉浦重岡
日本人ハ如何ナル學問ヲナシタラバ宜カラント云フ問題
ハ今日ノ如ク四海兄弟主義ノ行ハレザル世ノ中ニ於テハ
甚ダ必要ナル問題ト思ハルヽナリ、隨テ之ヲ講究スルハ決
シテ無益ノ策ニ非ザルヘク幾度ニテモ賤のただ巻繰返シ
今モ未來モ同樣ニ油斷ナク學者ノ意ヲ注グベキ處ナラン
論者或ハ曰ハン是等ノコトハ餘リ注意セスト雖モ時勢ニ伴
レテ自ラ定マルヘキ者ナレハ風ノマニマニ波ノマニマニ
船ノ行來ヲ定メズシテ可ナラント然レドモ之レ甚ダ危フキ
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