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植民地朝鮮の日本人宗教者
記事題目
「佛敎朝鮮協會事業要目」
作者
雑誌名
『中外日報』
号数等
年月日
1919年6月25日
本文
佛敎朝鮮協會に於て漸を逐ふて研究及實行に着手せんとする事業要目は敎化の要旨、朝鮮敎化研究の方法、當面必要なる問題、最近實施を要する事項の四より成り、其中當面必要なる問題として擧げらるゝは鮮人敎化に關し鮮人に適応する方法竝に在鮮内地人をして敬愛同化に努めしむる方法、敎化師養成の方法、内地在留の學生を慰護し勞働者を善導する方法、朝鮮に關する歴史及現状の智識を内地人に普及し同化愛好の精神を喚起する方法、朝鮮に於る敎育改善の方法等にして最近實施を要する事項として左記の諸項を列擧し居れり
(イ)官憲に対し内地人に朝鮮の現状を明白ならしむることを求むる事(ロ)官省其他に交渉して開敎同化に努力応援を促がす事(ハ)有志を結束して内地及朝鮮に於て講演指導を行ふ事(ニ)日本佛敎の趣旨及日本佛敎徒の希望を簡易に編述し漢文鮮語に翻訳して普及せしむる事(ホ)鮮人の思想生活并に内鮮人關係の現状改善に關する急要なるものを組織に調査する事(ヘ)各宗學校に鮮語及朝鮮佛敎の智識を增進せんことを促がす事。
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