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植民地朝鮮の日本人宗教者
記事題目
「佛敎聯合會幹事會で朝鮮佛敎大會應援」
作者
雑誌名
『朝鮮佛敎』
号数等
6
年月日
1924年10月
本文
佛敎聯合會では本月二十參日聯合會本部で幹事會を開催して
一、墓地問題運動資補助の件
一、朝鮮佛敎大會應援の件
一、定期評議會々期の件
以上參事項に就て協議し左のとほり決議した。
墓地問題運動資補助の件に就ては
(イ)宗派としては全國的問題なるも諭達は即今繋争中に屬する東京市内寺院に對し發すること
(ロ)補助金額を五千圓とし其醵出方法は更に協議すること
朝鮮佛敎大會の件に就ては、今春朝鮮佛敎大會理事李元鍚氏東西兩京に亘り各宗管長及朝野の名土の賛成署名を得たが。更に今夏再び東上し財團組織を完成し各宗の後援を以て鮮人布敎師を養成せんとする目的で下村宗敎局長、澁澤子爵等の斡旋によつて財界巨額の賛成を得財團組織の曙光を認むるに至つたことは本紙既報の通りであるが各宗派も必要の聲援を與ふる事となり佛敎聯合會を代表して後援會の東京幹事
澁澤子に會見協商するに就ては長らく朝鮮にあつて其の地の佛敎の内情に通じてゐる淺草別院輪番内式惠氏が近く會見する事となつた。尚定期評議會期は十一月二十日以後を便宜とし懇親會との聯絡竝に日時會塲の決定を東京出張所に交渉すること等であつて當日出席した幹事は、湯澤龍岳、栗木智堂、妙立榮壽(岡田代、)大森亮順、本多賢祐(大谷代)、渓内式惠、窪川旭丈高山自實、福井天章の諸氏であつた。
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