top of page

記事題目

「全鮮に奔騰する 曹洞興亜財團への熱」

作者

雑誌名

『中外日報』

号数等

年月日

1940年1月18日

本文

曹洞宗が皇紀二千六百年記念として興亜の聖業翼賛の爲め設立する事になつた金百萬圓を基金とする興亜財團の設立に就いては來る二月一日付宗報を以て宗令を發し同時に宗會議員中より六名の準備委員を○げて二月十八日より一週間に亘り右委員會を開催、之が具體的協議に入るが、同財團設立に対する末派寺院の熱意は以來日に日に高まりつつあり舊臘富山の關頑牛氏が金百圓也を醵出して來たのをトツプとして縷々寄附金が送り届けられ當局をして感激せしめつつあるが、藪山敎學部長が歸任に先立つて渡鮮釜山に於ける南北合同の布敎師會及び京城別院の歴代會に臨んで右財團設立の趣旨を説明して協力を求めた所何れも双手を擧げて之に賛成し近く全鮮に檄を飛ばして積極的に応援支持する事を申合せその第一歩として寒行を修行しその得たる浄財を財團に醵出する事となり、來る二十五日京城別院に於ける理事會に附議して皇紀二千六百年の奉賛法要執行その他の件と共に正式設定を計る事となつた。

bottom of page