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植民地朝鮮の日本人宗教者
記事題目
「全鮮に未曾有の皇民運動 内地、朝鮮各佛敎と總督府の結合」
作者
雑誌名
『中外日報』
号数等
年月日
1942年8月6日
本文
朝鮮の内地各宗と朝鮮在來の參十本山と朝鮮總督府の參者が全く合力一致してこの九月を期し全朝鮮に未曾有の皇道運動を内鮮佛敎一體となつて起すことに決定した、何しろ内鮮佛敎と官の合力がこんなに一丸となつてなされることは朝鮮でも未曾有のことで、その主なる發案者は元總督府の學務局長林茂樹氏初め朝鮮における敎化問題に対する深い經験者たちの主唱であつてその運動方針は
全朝鮮を第一区咸南、北道、第二区平安南、北道、第參区京畿黄海道、第四区忠清南、北両道と江原道、第五区全羅南、北道、第六区慶尚南、北道の六地域に分けて
その各地域に在鮮内地各宗聯合會側から六名參十本山側から代表六名と總督府學務課側から六名が撰ばれこれを參人宛の一班に分けて一班は右の六地域の内の十會場以上で珍しい官民一致の皇民運動を展開するのであつて非常に期待されてゐる、これにつき西本願寺の小林開敎總長は語る
こんな珍しい組織と内容をもつた運動は朝鮮はじまつて以來のことでその成果は非常に期待されてゐます、それが内地、朝鮮總督府の參者の全き一致といふことに於てすでに新型の運動たることを注目すべきであります。
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