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記事題目

「内地佛敎各宗永年の懸案 鮮人佛化可能の端緒 朝鮮佛敎團の支部完成と共に」

作者

雑誌名

『中外日報』

号数等

年月日

1927年6月12日

本文

既報、財團法人朝鮮佛敎團の支部發會式の爲め内地から同團顧問大西良慶氏を招いてゐるが氏は來る二十參日京都出發先づ海州、春川、公州の參ヶ所に臨み其の他同團の主催講演會に出講七月五日歸洛する豫定の由。
右の參支部の發會によつて全鮮主要地の敎陣綱を完成することになつたので大西氏の渡鮮を期として、同團では來年春京城(豫定)に於ける全朝鮮佛敎大會を參十ヶ本山を中心に擧行する運びが具體的に進められ、且つこれを一転機としてこの各宗的同團の運動が確立し同時に内鮮両者の佛敎徒の提携が出來、各宗とも朝鮮に布敎を開始して以來殆んど内地人にのみ可能で鮮人には手が及ばなかつたそれの端緒につくのだとあつて同團としては大に意氣込んで居る、かくて各宗の布敎方法も根本的に改変される見込みが立つて來たわけである。

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