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植民地朝鮮の日本人宗教者
記事題目
「占領地布敎」
作者
雑誌名
『明敎新誌』
号数等
年月日
1894年11月10日
本文
蛮民を化するは決して理論的法律ヅメにて行くものにあらず、法を簡にし恩威竝び行はざるべからず、(中略)政治の外また宗敎の甚だ要あるを思ふなり、彼欧州各國が蛮土を度するに先づ宗敎を送の可否は今しばらく云はずとするも、日本國威宣揚の爲め大乗佛敎弘通の爲め此の際佛敎家が此の占領地度すること自他の幸なると云はざるべからず、雷雨一過して天地新なり、兵馬止めば宗敎はまさに其後に於て民心鎮撫の任務あるなり、(中略)殊に佛敎は世界的たる方面を有すると共に別に國家的宗敎の性質を有す、其の鎮護國家を以て任じ、王法爲先を以て旨とし、立正安國を以て要とせる日本佛敎、國家の爲め何ぞ進んで占領地布敎を畫せざる、
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