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植民地朝鮮の日本人宗教者
記事題目
「困難なる朝鮮布敎」
作者
前田慧雲談
雑誌名
『中外日報』
号数等
年月日
1910年9月21日
本文
(基督敎は米國から多額の布敎資金が拠出されており、佛敎には到底太刀打ちできない。)
朝鮮の僧侶をどうするかといふと、従來永く排斥されて居たものだから現今何等の勢力無く、また僧侶其ものが非常に無學文盲の者が多いので、それをどうすといふことは、之れ亦たなかへの困難であらうから、それは最う其儘にして追いて、我邦から各宗派の布敎師を續々派遣することにするのが宜からう。(中略)尤も朝鮮僧侶は仕方が無いとしても、其等の寺院をどうするか。中には随分立派の寺もあるさうだから、我が各宗派當路者は將來其寺院の處置に就ても大いに考究せなければなるまいと思ふ。
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