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記事題目

「實業界巨頭聯の朝鮮佛敎大會後援」

作者

雑誌名

『中外日報』

号数等

年月日

1924年9月23日

本文

男爵李允用氏を會長とし男爵韓昌洙、前田昇氏を副會長とし、李元錫、中村健太郎、小林源六氏の參氏を常務とし
李完用、朴泳孝、宗秉畯、李夏栄、權重顯、閔泳綺、徳川家達、徳川頼倫、清浦圭吾、澁澤栄一、下岡忠治
の諸氏を顧問とする朝鮮佛敎大會は内鮮の名士有力者を評議員相談役とし佛敎聯合會、各宗派の賛助を得、常務理事李元錫氏今春來内鮮を往復して事業の基礎と拡張とに努めておるが同會當面の事業としては財團法人を設定して財源の確立を計ることゝ、將來朝鮮に於いて布敎に活動する鮮人布敎師の養成で、この二事業に向つて専注されておる、第一の財團設立に就ては内鮮の實業家が主として後援の勞を執り、東京に於ては此程澁澤子爵等の斡旋で二十餘名の實業界の巨頭が集合して澁澤子、宮尾東拓總裁、美濃部鮮銀總裁が肝煎となりて實業界の有志に向つて後援を勧誘することになり、經過は頗る順調に進んでおるさうで、第二の事業たる鮮人布敎師養成に就ては一ヶ年五十名の學生を内地の佛敎各大學を始め將來朝鮮に於ける敎化に必要なる學校に入學せいめ十ヶ年間を一期として五百人の布敎師を養成せんとする計畫で會員は既に五千人、各方面の賛助者は五百人に達したさうである
第一協議會
東上中の朝鮮佛敎大會理事李元錫氏は去る十六日正午東京銀行倶樂部に於て財團法人組織に關する東京賛助員の相談會を開催し
清浦子、澁澤子、野中朝鮮銀行、宮尾東洋拓殖、市來日本銀行各總裁、佐々木第一銀行頭取、松本日本興業銀行副總裁、參菱、參井其他銀行家八名、下村宗敎局長、古橋朝鮮總督府出張所長、道重增上寺貫主
等出席、同會の創立より財團法人設立の協議も至る迄の計畫報告をきゝ内鮮相呼応して同會の發展を期すべく財團法人組織の必要なる事を認め之が執行委員として澁澤子、野中朝鮮銀行、宮尾東拓各總裁を擧げ一同記念撮影をなし散會

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