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記事題目

「日蓮主義の旗の下に 朝鮮佛敎普及會生る」

作者

雑誌名

『中外日報』

号数等

年月日

1931年11月12日

本文

朝鮮佛敎普及會の李元錫氏は朝鮮に佛敎を普及するに便利なる方法なりとして日蓮各宗朝鮮佛敎普及會を新設することを企て柴田一能氏等と相談して近く日蓮宗々務院に日蓮各宗重役を集めて創立會を催す豫定である。因に趣旨書、規約等の草案の一部は左の如く、尚亦將來は本會の如き各宗独立の普及會を設置して之を既設の朝鮮佛敎普及會に聯絡することになつてゐる。
趣旨書草案
我が朝鮮は(略)宗敎に至つては殆ど無宗敎状態である、殊に朝鮮に因縁の深い佛敎が普及されてゐないのは遺憾に堪へぬ。此際、日蓮主義即ち立正安國の精神を普及し(略)全國の日蓮門下の有志諸賢は我が朝鮮を理解し同情して爲法爲國奮つて御賛同を賜りたい(下略)
規約草案
第參、本會は日蓮主義を以て朝鮮に佛敎普及することを目的とす
第六、本會の事業は左の如し 敎會所設置、人材養成、經典頒布、講演會及映畫、文書伝道及其他宣伝事業、社會事業
第十七、本會の經費は會員の醵出金(賛助會員一時金五十圓以上、特別會員一ヶ年十圓、通常會員一ヶ年五圓)及篤志家の義捐金を以て之に充つ
第二十一、本會は各宗全體の朝鮮佛敎普及會と聯結するものとす

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