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植民地朝鮮の日本人宗教者
記事題目
「朝鮮佛敎の覺醒 參十本山聯合中央敎務院 設立敎育布敎の實現」
作者
雑誌名
『中外日報』
号数等
年月日
1923年1月21・23日
本文
此處に朝鮮佛敎の爲に最も悦ぶべき事は昨年の末に許可せられた財團法人の設立である、此の財團法人設立の声は一昨年あたりから話はあつたが愈々具體的になつたのは大正十一年五月である、此の財團法人は「財團法人朝鮮佛敎中央敎院」と称するもので朝鮮内の各々寺刹即ち本寺末寺が協同して資産を出資して組織したものであつて朝鮮佛敎の發展を爲し併せて寺刹の相互間の聯絡を圖ろうと云ふのである、其事業として目下計畫せられて居る事は現在京城にある私立東光學校で僧侶養成學校として従來各寺院に於てやつて居つた不完全な子弟敎育に一段の改正を加へ學徳圓滿な僧侶を養成して直に社會に活動し得る者たらしめ又布敎師養成機關を設け現代に適切なる布敎師を育成し尚現存布敎師たるものゝ講習會を開き布敎師としての必要なる智識を補習する、更に進て時期到來の際に於て佛敎専門學校をも經営せんとの希望である
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