top of page

記事題目

「朝鮮佛敎大會の新留學生運動 財團を設定して學生を參種別に」

作者

雑誌名

『中外日報』

号数等

年月日

1925年5月2日

本文

朝鮮佛敎大會副會長前田昇氏は今度同會で財團法人朝鮮佛敎布敎學生の新制組織をなす用件にて本部を代表し内地各本山佛敎聯合會關係方面の了解を求め援助を請ふ可く努力して居る、その新制組織は各方面から得た資金を以つて財團を設定し「佛敎普及の爲め將來布敎に従事することを誓約し内地各本山竝に本會の經費を以つて必要なる敎養を加する者」を養成するのである、而して其の財團に依つて内地に留學する學生を分ちて參種とする、即ち
一、(甲種學生)年齢十八歳以上參十歳以下にして高等普通學校卒業又は之と同等以上の學力を有するものを内地佛敎専門學校に派遣し同校卒業後更に一ヶ年内地寺院に於て布敎師として必要なる實習を爲さしむるもの。
二、(乙種學生)年齢一十五以上參十五歳以下にして普通學校卒業又は之と同等以上の學力を有し現に僧籍に在る者を内地各宗本山に派遣し指定の寺院に於て布敎師として必要なる訓育を受けしむるもの。
參、(高等學生)甲種學生中品性志操卓越し且つ學術優秀の者を選抜し佛敎大學に入學せしめ卒業後更に約一ヶ年し指定の寺院に於て布敎師として必要なる實習を爲さしむるもの。
と種別しこれ等の學生として派遣されたる者の學資金は一切支給されることは勿論である。

bottom of page