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記事題目

「朝鮮半島未曾有の計畫 全朝鮮佛敎大會に就き 前田朝鮮佛敎團副團長談る」

作者

雑誌名

『中外日報』

号数等

年月日

1927年3月19日

本文

昭和參年五月朝鮮佛敎團主催で全鮮佛敎大會を開催する計畫は既報の如くであるが右に就き入洛中の朝鮮佛敎團副團長の前田昇氏は談る。
東亜佛敎大會にヒントを得た事と佛敎の勢力が朝鮮で圧へつけられて居るので一大奮起したものである。この大會は確かに半島佛敎の一大エポツクを畫するものと信ずる。御承知の如く内地の佛敎各宗は朝鮮に布敎してゐるが事情やむを得ないとはいへ只自己の宗旨の爲めに没頭し朝鮮佛敎者は山林にかくれ、かくて両者の間に何等の交渉がない我が朝鮮佛敎團は成立以來内地人は勿論朝鮮人そのものに佛敎を復興すべくその前衛軍を承つて來、本部がやうやく基礎を固めて一昨年から支部を全道に置くために力をそゝぎ本年をもつて十參道全部に完成しいよへ來年度から真の活動期に入るのである、この時に際しての佛敎大會は必ず將來の通佛敎の上に成果をもたらすものと信ずるなだプランを立てるまでにはなつて居らぬが先般東京で各宗の理解を得、更に十七日京都側の了解を得たから歸鮮して直ちにその内容方面に進まうと思うて居る。

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