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記事題目

「朝鮮新總督の宗敎方針」

作者

雑誌名

『中外日報』

号数等

年月日

1916年11月11日

本文

寺内總督内閣に入り長谷川大將後任總督となりしが、總督府の朝鮮に於ける宗敎方針は大體に於て前總督と変化なく新舊總督の事務引継に於て宗敎に關する最高方針も出でしが、外來基督敎に対する打合も行はれし模様なり、朝鮮在來の寺院に対する總督府の方針も寺内前總督の方針を継承し内地の佛敎僧侶が朝鮮寺院の財産を私にせんとする弊無からしめ、朝鮮寺院は飽くまでも朝鮮僧侶をして管理せしめんとする方針を執り、前總督が曩に寺刹令を發布して參十有餘の本山株の巨刹を保護し、以前真宗、浄土宗、臨済の内地僧侶が朝鮮僧を誘ひ、表面内地の宗派に歸依するが如き野心の乗ずる餘地をなからしめ、朝鮮在來の寺院僧侶をして漸次摯實に善導啓發せん方針を執り、又た内地宗派の僧侶信徒に依りて設立せられし別院、敎會所、出張所等に対しては成るべく維持經営の基礎を定めて寺號を公称せしめ独立せる一箇の寺院となし、總督府監督の下に置かんとする方針を執る等大體に於て宗敎に關しては前總督時代の方針を継承する由なるが、前總督當時より朝鮮在來の寺院は總督の朝鮮佛敎に対する方針を歓迎し、・・・・・

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