植民地朝鮮の日本人宗教者

行詰りに直面して至難を豫想されて居た大谷派の朝鮮開敎監督の更迭については新舊開敎監督が何れも辞表を提出して居り安田内局では鋭意これが難局打開に努めて居たが結局昨報の如く信徒側の留任歎願もあり一旦解任した朝鮮開敎監督の事例を更に交付して上野氏を留任せしむることに決定、同時に豅含雄氏の朝鮮開敎監督の辞表は受理された、なほ長江開敎監督の後任は一両日中に正式發表される筈だが之に伴ひ多少の人事異動が行はれるもやうである。