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植民地朝鮮の日本人宗教者
記事題目
「朝鮮開敎打撃」
作者
雑誌名
『中外日報』
号数等
年月日
1919年9月26日
本文
朝鮮に於ける各宗布敎は本年の暴動事件の影響を受け各宗寺院敎會所共に打撃を感じ居れるが、暴動前各布敎所に參詣聴講に出入せる鮮人の數著しく減少し、彼等は内地の佛敎者は日本の爲に弁護し日本の都合善き事をのみ説くものなりとし暴動鎮撫に対する當局への誤解又は反感より佛敎の開敎に対しても好感を有せざる者多く過去十數年間の歳月を以て漸く鮮人と接近し近來漸く佛敎に親まんとする傾向を生ぜし折柄、暴動突發し内鮮人の間に疎隔を生ぜし爲に佛敎の鮮人伝道は再び十數年前の昔に逆戻り開敎着手當時よりは一層困難の状態に立至りしと云ふ。
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