top of page
植民地朝鮮の日本人宗教者
記事題目
「李朝五百年來の排佛思想を殲滅 朝鮮總督府が乗り出し佛敎復興を内地宗團と鮮僧に依頼」
作者
雑誌名
『中外日報』
号数等
年月日
1935年1月26日
本文
○報、全朝鮮半島の農山漁村に亘り根本的更生を畫期的な方針の下に試みるべく總督府が乗り出し總督府開始以來の大きなプランを決定する爲め各○の參與官會議を去る十五、六両日開催種々協議の結果従來朝鮮開發の根本としては窮民に対しては物資の救援を主となし一般的には全く政治的なもののみでこと足れりとして來たがこれは根本的に面白くない、これは精神的な復興更生運動こそ中心であらねばならぬとし、更にツキこんで之には○○せる朝鮮佛敎を復興せしめよと全面的に決定し、李朝五百年間の排佛思想が今に到るまで強き反映を見せて居る鮮民に之が意識改変の運動を起すこと、それには先づ朝鮮參十本山はもとより鮮僧の奮起を促し、一方内地の佛敎各宗派の開敎使やあらゆる機關をこれに參畫せしめ徒に窮民等の依頼心育成に過ぎなかつた觀のある従來の方針を破棄し精神的に自發的に奮起するやう鼓舞しようといふことになつたものである。右は全く半島政策に就いて未曾有の新方針として注目に値ひするものであらう。
bottom of page