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植民地朝鮮の日本人宗教者
記事題目
「海外布敎に就ての内訓」
作者
雑誌名
『敎學報知』
号数等
年月日
1899年6
月25日
本文
我佛敎社會に於ては追々海外布敎に熱心し殊に真宗の如きは清國に於ける布敎の結果頗ぶる良好なるより他宗派に於ても之に倣ひて陸續着手せんとするが茲に一の憂ふべきは在外布敎使其人の選択を誤りたる爲め中には宗敎家たるの本分を忘れて濫りに訴訟事件に關係して其國の政府に厭はるゝ如き擧動なきにあらず是等は國交の上より云ふも將た宗敎其ものゝ利益上より云ふも甚だ不都合なるが故に海外布敎使を派遣するに當りては宜しく其人物を選択するのみならず各宗管長たるものは常に布敎使の擧作に就て充分監督の責を負はざる可らずとて内務省に於て夫々内訓する所ありしと
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