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植民地朝鮮の日本人宗教者
記事題目
作者
雑誌名
『明敎新誌』
号数等
年月日
1886年10月30日
本文
朝鮮に日蓮宗を弘通し初めたるは宗祖の直弟六老僧の随一なる日持上人を以て開祖となす由なるが近頃その跡を追ふて彼地に説敎所を新築せし渡邊日運氏は本年中には復た朝鮮へ渡航の筈なれども永世維持方法の爲め横浜妙香寺に寓し十界の諸尊像を修造し彼地へ送らんと同寺へ送らんと同寺住職日永氏と共に専はら之に盡力せられ且つ釜山港の開運結社開式結社等數多の講社より氏が此擧の費用の中へ若干の浄財を寄送し手嶋坂小柳の両氏よりは吹流の旗を寄附し中山遠壽院よりは鬼子母尊神の尊像を贈られたり氏は本年は中山に入行し來春早々に彼の地へ渡航せらるゝ筈なりと云ふ
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